何故、今、なにわ男子なのか 何故、今、バーチャルなのか

6月末ごろの非・意識的禁酒を解放しました。何ってないんですが、その頃「さすがに週3はヤバい」「普通に金がない」という考えが浮かび唐突に冷静になった結果です。長期的な計画は立ててなかったです。そしてふらっと、先週の月曜に解禁いたしました。『あすかなの初楽曲解禁祝い』だったので……。そして、6日開いて、今、鬼ころしを飲んでいます。アルコール分14度。先週飲んだほろよい白いサワーは3度だったけども、久々の度数のきついお酒は、くっ、と来ます。

にしてもやっぱりこいつ(鬼ころし)、甘いな。パッケージに似合わずして。

 

 

おはようございます、こんにちは、こんばんは。まがりです。

オタクを辞めるのをやめて、そこそこ楽しい毎日を送らせていただいているのですが、結局のところやりたいことに手を着けることはできていませんね。それが逃げか甘えかと表現しようものならどちらもご名答なのですが。でも最近やきもきする瞬間も増えてきていて、仕事中なんかは胃の中が胃酸ごと空っぽになったかのようなスッカスカな気持ちと共に身体を冷やしたかのような痛みが襲ってきます。

それはさておいて。

 

 

今、私の中で最もアツいのが、『バーチャルジャニーズプロジェクト』という企画です。『第一弾』として配信をスタートさせたのが「あすかな」というふたりの高校生アイドルです。

仮想空間でおしゃべりするのは、

ちょっぴり頭が足りなくて、すぐにバカデカボイスを発してはしゃぐ、でも家庭的で意外としっかりものの、明るくてかわいい高校2年生、苺谷星空くん。

金髪碧眼の、絵に描いたような「容姿端麗」の見た目をしていながら絵は描けない、ツンデレで実は甘えん坊の高校1年生、海堂飛鳥くん。

 この2人が1つずつ持った部屋で、日常生活やお互いのことを話し視聴者にお届けする。そして視聴者はコメントを返す。

そんな企画となっています。

(私の下手くそすぎる日本語じゃ言い表し切れていないので、ご存じない方、興味を持っていただけた方は是非とも

バーチャルジャニーズプロジェクト公式 - YouTube をご覧くださいね!!!!(苺ちゃんに負けないバカデカボイス))

 

その仮想空間が配信されているのは、AKB48をはじめとした48グループや46グループの配信を観ることができて視聴者はコメントをし、ワンチャンあればメンバーから返事がくるのが話題となったこともあった、SHOWROOM。そして、この企画の発起人がSHOWROOM株式会社代表の前田裕二さんなんですよね。シャッチョサンですよ、シャッチョサン。

そのシャッチョサンが発起していただいたことに対して驚いているのは、企画名にもある『バーチャル<<ジャニーズ>>プロジェクト』という内容が自分の中にすごく大きな衝撃を起こしたからだ。<<<<ジャニーズ>>>>ですよ、ジャニーズ。あの。ジャニーズが。ネット生配信。しかも、生身の身体ではなく。

 今でこそ、SixTONESYouTube配信から始まって今やあの嵐の動画までもが公式でネットの海に流れる時代なんだけども。ネット記事でも今までは暗黙の了解だったジャニーズタレントの写真の掲載禁止も解禁されましたしね。それでも尚衝撃を受けるのはやはり、『生身の身体ではない』ということだ。だって、禁止されるほどの顔だぞ……?せっかく解禁された禁止されたほどの「顔が良い」人間が、正体を明かしながら2次元(?)のキャラクターに……。何故……。

 

 そしてこの記事のタイトルの本題に入るのです。「何故、今、」「なにわ男子なのか」「バーチャルなのか」。

 

 

今、空前絶後VTuberブームに入っていると思います。少なくとも、私の感覚はそうです。VTuberという単語自体は広く知られてはいないように伺えますが、一部のオタクのまた一部には、VTuberというコンテンツに注目している方が多いと思います。

VTuber』とは『バーチャルYouTuber』の略です。一番最初に大きなヒットを生み出したのは2016年、今や多くの人に知られているであろうキズナアイちゃん。それから輝夜月、電脳少女シロ、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘(ねこます)などと大きなチャンネルの出現は続いていき、ちょくちょくと新しいVTuberのチャネルは増えていきましたが、その後、本当にほんの一部の界隈にしか注目されることのないままその盛り上がりは鎮火しつつあるようでした。

しかし、先ほども挙げたように、また、VTuberが注目されています。大きなチャンネルのVTuberと繋がりを持っていたVTuberたちが勢力を上げて各キャラごとにも知名度が高くなっているのもあります。そして、よく聴くようになった言葉が「にじさんじ」。他にどんなコンテンツや企業があるかはわかりませんが、にじさんじの存在は大きいと思っています。

そして、SHOWROOMも去年の下旬からバーチャルキャラクターになって配信できるサービスが始まりました。今やバーチャルキャラクターとして配信する方も信じられないくらい多いとかなんとか。

 

 

『ジャニーズ』『ジャニーズ事務所』というもの自体はもう、テレビを見たことがある人は存在くらいは知っているだろうし、タレントのうちほんの数人でも認知している視聴者がほとんどのはず。そこで投下されたのが『なにわ男子』の藤原丈一郎くんと大橋和也くん。彼ら、ジャニーズはジャニーズでも、『ジャニーズJr.』であり、『関西ジャニーズJr.』なんですよ。

『関西ジャニーズJr.』であることをここでは強調していきたいと思います。何故かというと、関西勢、昔から「圧倒的に仕事が少ない」んですよ。多くの人がご存じだとは思うのですが、メディア業界、特にテレビ業界では中心となる場所は東京。田舎の人々が大きなやりがいのある仕事や生活を求めて『上京』することは多いと思うのですが、メディア上で自分を売るには大きなテレビ局や劇場がある東京に出るというのはものすごく大きなことだと思うんですよ。

しかし、彼らは関西住み。しかも未成年も多く保護者から離れてひとりで東京へ行くなんて普通、以ての外ですよね。そして、関西で活動を続け、地方局の仕事しかないままときが経ち……なんてオチがほとんどです。いくら事務所から推されていても、メディア露出の多い東京の子たちが知名度を上げて先にデビューしてしまうことが多い。

そこで挫折してくすぶってしまう人、多いんですよね。折角推されていても、くじけてしまう人は東京のJr.にもたくさんいるとは思うのですが……。でも、関西勢が露出が少ないのはすごく勿体ない。……あの人、デビューしてほしかったな、なんて思い出して切なくなることがあります。私も関西生まれ関西育ちなもので、多分親近感もあるのかな。

とにかく、勿体ない!!!!

 

そこで今、まさに今年のちょうど1年ほど前、関ジュの少数精鋭から更に可能性を秘めた人材を掻き集めたグループが生まれました!その名も、『なにわ男子』!!!!

そんな彼ら、関ジュでは前例のないほどプッシュプッシュ、猛プッシュ。とにかく推されているのです。あの、関ジュ出身からあそこまで大きくなった関ジャニ∞さんもお墨つきです。関ジャニ自身、なにわだけでなく関ジュ全体を大きくしようと奮闘しているのは、『あの頃』を想っているからでしょう。非常にアツいっすね。

そんな中、産み出された1歳のグループ・なにわ男子。その中でも安定しているふたりにSHOWROOMの前田シャッチョの目が留まりました。その名も、言わずと知れた、『丈橋』です。

 

>>>>>>丈橋です<<<<<<

 

すみません、推しコンビなばかりに取り乱してしまいました。

 

丈橋があすかなを演じていることは、『関西ジャニーズJr.』であることを強調したい、という話の前に挙げたと思うのですが、その丈橋がとても素晴らしい。

藤原丈一郎くんこと(国民的幼馴染みこと(本人はどこか不本意ですがそのすれ違いがまさにリアコですよね))丈くんは芸歴15年。小学生の頃からジャニーズ事務所に所属しており、芸歴は物を語るがごとくお話しの幅が広いんですよね。そしてそのお話しの瞬発力が高い。頭が回るタイプなんだと思います。漫才の台本も書けますしね。

そして大橋和也くんこと大橋くん(はっすんとも呼ばれていますが本人的には和也くんと呼ばれたいらしいです)は芸歴が10年(丈くんと比べると短く聞こえますがJr.歴がそれだけあるということはかなり長いです)。ダンスがとても音と合っていて歌もとても上手い。そして底抜けに明るい。のびやかの化身なんですよね。そしてのびやかすぎる故に発言も……苺ちゃんなのか大橋くんなのか、大橋くんなのか苺ちゃんなのかわからないくらいのそれです。

ボケとツッコミ、綺麗にバランスがとれていて、息がとても合っているんです。歌の解釈というか、感情移入の方向性も、丈くんは気持ちを伝える側、大橋くんは気持ちに寄り添う側の歌い方をしているように見えます。だからこそのシンメ、コンビ、バディ、丈橋。そんなふたりに前田シャッチョは目を付けたのです。

ふたりとも芸歴があるからこそ瞬発力、対応力が非常に高いと見越したんだと思います。丈くんは臨機応変が利くので、芝居の伸びしろもあるためにクールキャラの飛鳥ちゃん、大橋くんはまっすぐすぎるほどまっすぐなので、その真っ直ぐさで配信を明るくしてくれるだろうと元気いっぱいの苺ちゃんに抜擢したのでしょう。

 

 

それが功をなして、今はこんな状態。

SHOWROOM代表の前田氏の目に狂いはなかった。キャラデザ、シナリオも大手のHoney Worksさんですしね。あそこは安定です。大きなプロジェクトをいくつも成功・継続させていますし、絵も万人受けする綺麗さ。有名声優ばかり携わっているなーと横目で見ていたのですが、あすかなに携わっていただいており誠に感謝しております。

 

 

総括。

今、バーチャルが再び盛り上がりを見せ、視聴者に「キャラが動いて自分のことを話してる!そして会話ができる!」と楽しませたり「もしかしたら自分もこんなキャラに変わってみんなと楽しい毎日を送れるのでは?」と夢を持たせています。

そして

今、人気を得るための成長や露出に恵まれなかった関西ジャニーズJr.がまた新たな動きを求めがむしゃらに、ファンの恋や友情、仕事などに夢や希望を与えるために孤軍奮闘してアイドルを極めようとしています。

バーチャルが好きな人が、二次元が好きな人が、関西ジャニーズJr.に流れてきます。流れてきています、確実に。

 

これは、革命です。

アイドルは、夢と革命のために生まれてきた。これが、アイドルたる姿です。