第5回 ジャニオタ卒業式

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

先日行われた第4回 ジャニオタ卒業式では、アルバムPUZZLEの特典DVDを観た後にアルバムFIGHTの特典DVDを観た。

(説明しよう!ジャニオタ卒業式とは、ジャニオタ、つまりジャニーズオタクから足を洗うべく、未練が残らぬまでコンサート映像等の鑑賞を気が済むまで存分に楽しみ、そのDVDに別れを告げる催しである!!)

 

まず観たのは初回Aのもんじゃい・ビートのMVだ。

見てて楽しいのはコンサートの伏線になっているのか無意識か、バッドやグローブ、ボールなどの小道具で遊ぶメンバー。

そしてなにより私が好きなのは、Bメロの渋谷すばる、または横山裕の昭和の演歌歌手風のギラギラとした衣装である。マンションの一室に現れる異質な空間、こぶしの利いた歌声とその衣装のマッチの良さも好きだ。

他に好きなのは錦戸亮の表情だ。いちいち作られた表情がくぁわいい。もう、かわいいを通り越してくぁわいいのだ。垂れ目の彼が作る不憫そうな表情。なんともこう、なんとも、言えない、こう……(語彙をなくしたオタクのすがた)。あと、バックダンサーと一緒に踊り出す錦戸亮ちゃんも無邪気でかわいかった。

サビの最後にある振り付けはコンサートでも盛り上がること間違いなしの、簡単かつ面白おかしい、歌舞伎風のドヤ顔を作れるもので、愛着がある。

 

初回Aにはおまけとしてコンサートで着用されることになるユニフォームの制作風景だ。

無頓着なのか否か、それほどこだわりを持とうともせずに原案で通そうとする横山の姿が何故だか愛しい。それでも結局はあれがいい、これがいいと言いはじめ小さなこだわりを見せはじめるのもかわいらしい。

安田章大のアドバイスを聞きながらも自分らしいゴテゴテとしたデザインで満足する村上信五もかわいらしい。ヤ〇ザの刺青を意識した背中の虎の模様と楷書体を少し崩した字で描かれた文字が本当に村上らしいデザインになっている。

渋谷はそのときヒョウ柄にハマっていたのか、ヒョウ柄のパーカーを着ながら「ヒョウ柄で」なんて注文する姿がほほえましい。

そしてそのヒョウ柄にすることになったのが安田であるということがなんとしても「やすば!!」となるのだ。彼らは過去互いの服を貸し借りしていた仲という程、服装の好みが似ているのを改めて思い知らされるのである。

 

次に見たのが初回BのFight for the Eight…だが、あまり語っていると第5回の卒業式の時間に支障が出そうなので割愛させていただく。

あえて好きなところをピックアップするなら「村上信五のビジュアルの良さ」「兎女に殴られたときの丸山隆平の表情」「三輪車錦戸亮ちゃん」「メイキングの渋谷すばるの猫のような行動」であろうか。

 

さて、栄えある第5回 ジャニオタ卒業式のはじめを飾るのはそのアルバムFIGHTの通常版に収録されている、ソロ曲、またはデュエット曲の制作風景が映されている、初回Bの特典DVDだ。

 

まずは錦戸亮氏のスケアクロウ

懸命に練習してギターを弾く姿は真剣、真面目そのものだ。そりゃ収録もして、コンサートでも披露するのだろうから当たり前にミスのないように自分の身体に叩き込まないといけないのだから。収録するためのギターを選ぶのも、音やメロディにこだわりを持つ錦戸らしい。

ギターの音の収録では同じフレーズで引っかかり苦戦する姿が。素人目でもわかる小刻みな動き、細い弦から太い弦に引っ掻き上げるのに苦労しているようだった。

錦戸の歌の収録風景で好きなのは、ひと音ひと音の小さな音程のずれや息遣いにこだわっているところだ。少しでも気に入らないと何回もリテイクを出す。編集でもどれくらいの長さで音を切るだとか、少し気に入らない音の音をこれくらい上げてとか注文を出しているのも錦戸らしい。

 

錦戸らしいらしいと言ったところでお次はこれだ。

村上信五安田章大大倉忠義の夜な夜な☆ヨーNIGHT。

 

これが収録されていた前後、この3人でオフのときに飲みに行くことが多かった。だからだろうか、この収録風景は終始和やかである。しんちゃん、ヤス、大倉(タツ)の3人が仲良しである映像が延々と流れ続ける。

安田の甲高すぎる歌声にツボに入る村上の姿がかわいい。大倉のヘラヘラしたツッコミのせいもあるのか、もうツボに入りすぎてしまって歌うことができなくなっているのが面白くてこちらもニヤニヤする。

歌詞カードや安田の作ったデモ曲を元に歌割りを決めている途中に疲れてきたり「寂しいじゃん」と言う大倉を見ているとこっちも気が抜けてしまう。

その場でメロディーを当ててしまう安田の順応力がやはりすごいなと思う。

ひとまず出来上がりの曲を聴くシーンで、楽曲の冒頭で流れる村上の掛け声「行くでー!!」の勢いの良さに3人ともツボってしまうのがかわいらしい。元気が良すぎるのが村上のセールスポイントのようなこともあって、なんとも彼らしくて笑ってしまうのも仕方ない。

最後あたりに流れる、中奏に流れる実況風のガヤを収録している村上の表情がなんともリアルで、本気で実況の仕事を取りに来ているようで少し怖い。

 

さて次は、横山裕丸山隆平の歌う人気曲、パンぱんだ。

 

この日謎のゲン担ぎとしてスーツでやって来る丸山の姿にメイキングのカメラを回すひとも笑ってしまっているのがおもしろい。和気藹々としているんだな~。

大して横山の方はえりぐりのゆるゆるとしたシャツに無精ひげというなんともゆる~い格好で来ているのもいい。そんな横山がスタジオで初めて丸山を見たときに、スーツ姿であるが故に最初気付けなかった流れまでがセットだ。

この曲で一番おもしろいのは「パン」という単語が何回も出てくるところだ。なぜなら丸山の持ちギャグ「パーン!」と被っており、丸山がその破裂音のようなギャグと優しい歌を一緒くたにして、歌の中にギャグを混ぜようとしたり、きちんと歌ったりして横山を笑わせようとするのがほほえましいのだ。いつもの「横山にウザ絡みする丸山」の図はファンにとってありがたいものでしかないだろう。

 

ソロ曲収録風景の最後の映像は渋谷すばるの「あ」。

 

「あ」はありがとうのあ、あいしてるのあ。渋谷すばる教らしい、直球で、回りくどい感情ですら真っ直ぐにしてくれる単語を題名や歌詞に入れてくれる。「ありがとう」を産声で言った、なんてフレーズも、彼の死生観を強く美しい言葉に置き換えて伝えてくれるところがなんとも素敵だ。

これに出てくるトランペットの音は、関ジャニ∞の楽曲のブラスアレンジでおなじみのYOKANさんが吹いている。このYOKANさんと渋谷が一緒になって『「ありがとう」と楽器の音で言う』に挑戦し、彼らの形にしている風景は何とも生き生きしていて見ていて楽しい気持ちにさせてくれる。

終盤に聴こえる「ありがとう」を子どもと収録しているときの、渋谷の暖かなまなざしはなかなか見ることはできないだろう。

 

これで、アルバムFIGHTの特典DVDは見終った。

さてさて、今度見るコンサートDVD、五大ドームTOUR EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいませんを見るためにも、このアルバムに収録されているシングル曲のMVをこれから観るとしよう。

 

ではでは、多分、また明日。